AKB48の姉妹グループとして初めて海外に誕生する「JKT48」の第1期生オーディション最終審査が2日、拠点となるインドネシアの首都ジャカルタ市内で開かれ、第1期生28人が発表された。合格者には在留邦人の野沢玲奈さん(13)も含まれた。
審査会場となった市中心部の高級ホテル「グランドハイアットジャカルタ」に2次審査を通過した現地在住の13~20歳の51人が集まった。総合プロデューサーの秋元康氏が厳しい目で見つめる中、ダンスと歌唱、面接審査に挑んだ。選曲は自由で、現地のヒット曲や欧米の曲、AKB48の曲などさまざま。現地大手メディア関係者ら審査員15人が選考した。
秋元氏は会見で「(日本とは)文化、言葉、習慣、国民性などいろんな違いがあるが、きょうオーディションして必ず成功すると確信した」と強調。シンガポールやタイでも姉妹グループを結成する意向を明かした。
今後レッスンを積み、28人の中から16人を選び「チームJ」を結成する予定。活動拠点となる専用劇場は現在準備中で、来年4月完成。劇場デビューは来年春の予定。
来月には現地でお披露目会を開催。来日しての活動予定はないが、関係者は「活躍次第では日本でイベントを行うことも考えられる」と話した。
「電通メディアグループ・インドネシア」内に設置された運営事務局は8月、交流サイト「フェイスブック」と短文投稿サイト「ツイッター」でオーディションを告知。応募資格はインドネシア在住者で、約1200件の応募や問い合わせがあった。書類や面接で約50人に絞り、最終オーディションではダンスや歌の審査と面接を実施。28人が選ばれた。
メンバーのプロフィールは3日に公式ホームページで公表される。
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